水道の水質について

平成16年度の大幅な水道法改正により、「水質基準」が46項目から50項目に増えました。
さらに平成20年度からは51項目、平成21年度には50項目と増減があり、平成25年度まで50項目でしたが、平成26年度からは「亜硝酸態窒素」が追加され、51項目となっています。また、クリプトスポリジウム対策の指針も改正され、更なる水質管理の強化が求められている中、松江市上下水道局では、「安全・安心」な水をお届けするために、様々な 水質検査を行い、水質管理の充実強化を図っていきます。

水質検査計画及び水質検査結果

水質検査は水質基準に適合し、安全であることを保証するために不可欠であり、水道水の水質管理 において中核をなすものです。そして、水質検査計画は水質検査の適正化を確保するために、水質 検査項目を定めたものです。水質検査計画と水質検査結果は、市民の皆様が容易に入手することが できる方法で提供するように、法律で定められています。当ホームページのほか、市役所及び各支所で閲覧できるようにしています。

水質検査計画

水質検査計画とは、毎日行う色や濁り・残留塩素の検査や水質基準項目の検査などについて、検査箇所や回数・理由など検査に関わる計画を策定したものです。この水質検査計画は毎事業年度の開始前に策定し、公表します。

水質検査結果

水質検査結果とは、水質検査計画に沿った検査や臨時で行った検査など、水道水の安全に関する水 質検査結果のことです。

水源地(ダム)流域の森林整備事業

上下水道局では、水源地(ダム)流域の水源かん養等、森林の持つ公的機能の向上をはかり、良質で安定 した水資源の確保と水質保全のため、水源流域の森林の適切な整備を行っています。

「斐伊川水系水源の森づくり」森林整備事業

上下水道局では、斐伊川流域の水源地帯の森林の造成及び整備をはかることにより、森林の持つ水源かん 養力及び国土保全機能を高め、下流域の水資源の確保と宍道湖・中海の水質の保全のため、水源上下 流域の自治体と一体となって「斐伊川水系水源の森づくり」森林整備協定を締結し、平成13年度より 実施しています。

内容

締結自治体

松江市、安来市(旧広瀬町)、奥出雲町(旧仁多町、旧横田町)、雲南市(旧三刀屋町)

目標整備面積

100ha

森林の造成方法

  • 対象森林:スギ・ヒノキの人工林で林齢25~35年程度の森林で、これまでに間伐がされずに放置された森林を対象。
  • 施業方法:地拵(ちこしら)え、植栽、保育管理
    • 受光伐を行った後、針葉樹・広葉樹を混植します。
    • 適宜(てきぎ)、下刈り、つる切り、除伐、間伐をおこないます。
  • 下流負担金総額:115,046千円(この総額は補助金を除いたもので、松江市と水道局とで負担するものです)
  • 費用負担期間:平成13年度~平成61年度(49年間)

忌部地区水源かん養林整備事業

上下水道局では、松江市の水がめである千本・大谷両ダム流域に森林資源を整備することによって、雨水 の流出を抑制し地表の保水力を高めるため、昭和60年度から造林事業を実施しており、平成14年度 まで174haの植林を行いました。平成15年度からは松江市と森林整備協定を締結し、この整備した 森林について広葉樹の樹下植栽や保育管理を実施し、水源かん養機能の向上や宍道湖・中海の水質保全をはかっています。

内容

目標整備面積

103ha

森林の造成方法

  • 対象森林:水源保全対策造林事業(174ha)を実施した森林を対象。
  • 忌部地区水源かん養林整備事業協定を締結。
  • 施業方法:地拵(ちこしら)え、植栽、保育管理
    • 受光伐を行った後、広葉樹を混植します。
    • 適宜(てきぎ)、下刈り、つる切、除伐、間伐をおこないます。
  • 総事業費:363,583千円(造林業事業補助制度適用)
  • 費用負担期間:平成15年度~平成44年度(30年間)
  • 事業計画については、5年ごとに見直します。
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